呼吸器科でよく聞くお悩みは、「咳が長引くのだが、風邪ではない気がする」というものです。
クラミジア肺炎、マイコプラズマ、百日咳、ぜんそく、COPD、気胸。さらには結核、非結核性抗酸菌症、肺炎、間質性肺炎、肺がんなどあらゆる可能性が考えられます。
咳の原因には、呼吸器疾患、消化器疾患や、循環器疾患が関与するものがあり、これらを、鑑別するには、3つの専門医に受診しなければなりませんが、当院では、すべて、可能ですので、早期に診断・治療できます。
死因の第3位です。
【肺炎球菌ワクチン】
成人肺炎診療ガイドライン2024によれば、肺炎球菌ワクチンについて、肺炎球菌はのど、鼻に住んでいる細菌で、約100種類あります。成人の保菌率は5~10%ですが、小児は20~40%です。そのため、小児から65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方、免疫不全の方に移ります。肺炎ワクチンで、死亡率を減少させました。成人ワクチン(プレベナー)は1回で済みます。65歳の成人に補助があります。
ぜんそくは、遺伝子素因やアトピー素因、気道過敏性、肥満や出生時低体重などの個体の原因もありますが、アレルゲン、呼吸器感染症、大気汚染、喫煙、食べ物、鼻炎などの環境因子から気道の慢性炎症が誘導されます。
そこにアレルゲン、呼吸器感染症、喫煙、薬物、刺激物、肥満、鼻炎、大気汚染、運動、気象、ストレス、黄砂、アルコールなどの増悪因子が加わると、気道の狭窄が生じ、咳、たん、呼吸困難、ぜいぜい、ひゅうひゅうなど、ぜんそく症状が夜間から早朝に出現する疾患です。
当院では、肺機能検査を行った上で、ぜんそくの診断をつけて、診療しています。
タバコなどの有害物質の長期吸入による、慢性の気道の炎症により、進行性に気道の閉塞や肺の過膨張をきたし、運動時に呼吸困難、慢性の咳、たんを生じます。
喫煙する限り、進行して、やせ、筋肉異常、骨粗鬆症、消化器障害、肺がん、低酸素状態の呼吸不全に陥ります。
全身の障害が進みます。酸素が必要になりますので、禁煙が大切です。
当院では、肺機能の検査で診断を確定します。
禁煙外来も合わせて、ご利用いただいております。
1時間当たりの、無呼吸(10秒以上の呼吸停止)と低呼吸(10秒以上の50%以上の気流低下に3%以上の血中酸素飽和度の低下あるいは夜中の目覚め)の合計が5回より多い場合に日中の眠気などの症状を伴う場合を指します。
自宅で2晩、鼻と指にセンサーを付けて検査を行います。
この病気は、単純に眠たいだけではなくて、高血圧、高脂血症、糖尿病、脳卒中、不整脈、腎不全、心不全、大動脈瘤、認知症、発がんの原因になっています。
それで、厚生省研究班によれば、20回以上の無呼吸の場合、5年生存率が84%(死亡率16%)、8年生存率は60%と恐るべきデータが報告されています。
令和8年6月より15回以上の無呼吸の場合、治療は鼻マスク(CPAP)が最も有効です。
「禁煙したいのにやめられない」とは、タバコに含まれるニコチン依存症になっているためです。
当院では依存症かどうかのテストだけでなく、内服薬・ニコチンパッチを用いた禁煙治療プログラムも実施しています。
ダニ、ハウスダスト、カビ、花粉などに対するアレルギー反応が原因となって、風邪でもないのに鼻水・鼻閉・くしゃみといった症状が出るのがアレルギー性鼻炎です。
ハウスダストなどによる通年性アレルギー性鼻炎だけでなく、スギ花粉などが原因となった季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の方が近年増えており、社会的な大きな問題となっています。
なるべく早い段階からの治療が必要です。
肺がんは、がんの中でも最も死亡率が高いとされます。
ところが自覚症状が出るのが遅く、診断の遅れから取り返しのつかないことになってしまうのが大きな問題です。
原因の多くは喫煙です。
喫煙者、および受動喫煙者にも、発がんリスクが上昇しますので、定期的に、肺がん検診を受けてください。